私が今住んでいる所の隣の市には、全国的な観光地があります。
そこの駅が最近になって、改築されると聞きました。
多くの観光客が利用する駅ですので、整備されるのは、とてもいい事だ、と喜んでいました。
そこには、階段に沿う形で、今では珍しくなったスロープがあるのです。
そこへ行った時に、重いスーツケースを引っ張るのがとても楽でした。
又、車いすや電動車いすを利用している人も、そのスロープを使っています。
しかし、改築工事によって、スロープは除去されてしまうそうなのです。
階段の前に、エレベーターを付けるから不要だ、と市政は言っています。
それに、自治会側が反対して、話し合っているのです。
私は、自治会側に賛成です。
エレベーターを付けるからと言って、スロープが邪魔になる事はありません。
それよりも、エレベーターを使いたい場合と、スロープを使いたい場合の選択肢があった方がいいと思うのです。
車いすを使っている人でも、スポーツで活躍している人は大勢います。
そんな人は、スロープを使って、腕と上半身を鍛えたいと思うかもしれない。
エレベーターを嫌っている人もいるかもしれません。
そして、何よりも、自然災害が起きて、停電した時は、エレベーターはストップしてしまいます。
階段を登れない人の移動方法が無くなるのは、危ないと思うのです。
どうか、市政側は広い視野で、選択肢を狭める真似は止めてほしいと思います。
# by nbyn3 | 2014-07-18 05:19